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すっかり眠気も覚め、どうせ明日にはまた北上する宇都宮線で南下。
夕方の上り電車なのでそれほど混み合ってはいないが、混雑よりも持て余したこの時間をどうするかというのが問題である。 もう日はとっぷりと暮れ、街の景色は車窓に映る灯りだけである。 そのうちとうとう座っていることに飽き、大宮を出たあたりで立ち上がり、ドアにもたれかかって外を眺めたりしてやりすごした。 上野からは友人が待つ御徒町へ移動し、夕食としてその前の晩に兄と訪れた寿司屋で満腹になるまで舌鼓を打った。 その後は友人と二人で北千住へ行き、銭湯に入りつつその隣のコインランドリーで洗濯。 風呂から上がると不在着信が8件。 どうしたものかと思ってかけなおす。 「どうしたん?」 「ワシオの夜行バスの席ない」 はい? どうやらワシオは誰かが予約しているものと思い込んでいたようだ。 さあ大ピンチ。時に22時。普通のバス会社はもうその日の夜行バスの発売など締め切っている。 翌朝に東京へ着く移動手段というと・・・ 1.翌朝の新幹線 これは東京に着くのが相当遅れるのであまり使わせたくない。高いし。 2.サンライズ出雲に大阪から乗る 東京にはちょっと遅く着くくらいだがそもそも席が空いているのか。 あっ。 「JRバスやあ!みどりの窓口行ってJRバスとって来るんや!新宿に着くドリーム号やぞ!」 15分後、バスに乗れたという連絡が入り一安心。どっと疲れた。 洗濯が終わって11時30分。宿に転がり込み、翌日の始発で出ることにして眠りに就いた。 はずだった。 壁の向こうにあるドリンクバーの機械が四六時中稼働しており、その音がうるさく1時間しか眠れなかった。 始発は4時30分、目が覚めたのは3時頃。 前夜の寝不足を考えると、今寝たら間違いなく起きない。そう確信したのでそのまま起きていることにした。 北千住の駅で、ボンヤリした頭で電車に乗って新宿へ向かう。 日暮里で山手線に乗り換え、東の空が白んできた朝の新宿に着。 眠らない街新宿とはまさしく俺と同じか、とふと思った。 他の仲間の一部が乗った夜行バスはコクーンタワーの前に着く。 早く着きますように、と色の変わりはじめた空に祈った。 PR |
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Re:無題
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