鈍感紀行

朝6:00。
鶴橋駅にいた。
上本町発の快速急行の座席を確保するために、上本町行きに乗りこむ。
3分ほどで着いた。窓からはクロスシートの車両が見える。
祝日の朝と言う事もあって、車両は空いていた。俺のほかに数人の乗客が座っていた。
四人乗ってくるのでボックスで占領した。鞄を向かいの席に置き、靴を脱ぎ、その隣の席になげ出した。
6:15。電車は動き出した─。
6:17。鶴橋に着く。というより戻るといった感じか。数人乗り込んでいる。
　　　　少しばかりの乗客が白い目を向けてきた。無理もないだろう。一人で四席も占領していたら。
　　　　この先、いや今日一日はこの目線を浴びると言うことに気がついた。
6:38。同行者であるキレットが乗り込んできた。
6:48。今回の旅は四人である。後の二人が乗り込んできた。
　　　　K君とS君である。
7:20。電車が止まった。が、そこには駅はない。
　　　　ふと前に目をやると、線路と線路の間に鹿がいた。
　　　　5分ほど遅れて出発する。
8:00。伊勢中川に着いた。ここで乗り換える。
　　　　が、乗る予定で、連絡待ちをしていた電車が、満員であった。
　　　　この電車に間に合わないことを計算していたので、15分後に伊勢中川をでる電車に乗ることにした。
　　　　駅の売店で必要品を買いこみ、出発する。
9:35。名古屋に着いた。ここから名古屋での伝説鈍感が始まった─。

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