鈍感紀行

今晩は。更新が遅れちまったことをお詫び申し上げます。
え～、なぜ更新が遅れたかというと、決して某ブログのように更新義務がないと考えているわけでもなく、忙しかったんです。だから、ネタはあります。無けりゃ申し訳が立たん。
てなわけで、そうだな、あのスキーのことから始めようか。

23:55。京都駅八条口で、寒風にさらされながら、スキーバスを待っていた。10分ほど前には熱気のあったこの辺りも、次々と発着する深夜バスに乗り込んだのか、人影もまばらになっていた。やがて、定刻（23:59)より少し遅れて、バスがやってきた。2列＋2列シートの車両で、トイレはついていない。
幸いにして俺の隣の席は空席であった。添乗員氏の案内が聞こえる。その案内によると、どうやら次は俺の知る限り名神高速きっての巨大SAである多賀に止まるみたいだ。バスは快調に深夜の国道1号を走り、やがて京都東ICから名神高速に乗った。30分ほど走ると、多賀SAについた。20分ほど余裕があるので、先に売店に行った。喉が渇いていたので、水をかった。さらに親が金をくれたので、朝飯代わりにと弁当の類を買いこんだ。また、事前の俺のリサーチによると、このSAでは無線LANが使えるようだ。
丁度友人のバビルス２世からPSPのバッテリーを借りていたので、バッテリーの心配はない。インターネットにつなぎ、メールチェック。もときからの返信には、「誰も君に進んでメールしようとは思わないだろうね。ふふふ。」という返信が来ていた。そのとおりだ。この時に気づいた。いや、もっと前から気づいていたんだろう、ただ気づきたくなかっただけなのかもしれない。とそんな思考をしながらバスに乗り込んだ。バスが動き出した。多賀を過ぎると、消灯された。おもむろにPSPの電源をいれ、音楽を聴く。そんなこんなをそながら─もっともそんな事をしていたのは俺だけだったが─米原を過ぎ、いつしか俺は眠りに落ちていた。

停車の衝撃で目が覚めた。気づけばどうやら小さなPAにとまったようだ。名前は覚えていない。10分ほどでまたバスは動き出し、俺も再び眠りについた。

次に目が覚めたのは、時計を見ればPAをでてから1時間ほどのところだったようだ。ほどなくしてまた眠りについた。

窓からの光で目が覚めた。ふと外に目をやると、前回止まった所と同じところのようだ。イヤホンからは、10日ほど前のRSSのニュースが流れている。猛烈に腹が減っている。昨日、いや今日かった弁当を食べる。どうやらここが目的地のスキー場のようだ。

それから紆余曲折を経て、1時間ほどしたらゲレンデに立っていた。思い切り深呼吸をする。冷たい空気が肺の中に入ってくる。心地よい。早速リフトに乗り込んだ。リフトのスピードは他のスキー場よりも速い。ただ、乗り場降り場では減速する。眺めも良い。リフトを降りると、傾斜の緩やかなところを滑り出した。

俺の記憶に残る転倒をしたのはちょうどあの時だった。

傾斜のゆるいところを快調に滑っていた。ふと前を見ると、急に傾斜が急になっている。そのときだった。左足を谷側に出す格好で転ぶ。

俺の視界は、ホワイトアウトした。

今日はここまで。

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