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前にある扉が開く。
右に出て階段を駆け降り、左へ。 階段を登りきったところに、乗るべき電車はなかった。 ホームの前方、80メートルの彼方に古ぼけた車両が停まっていた。駆け出す。 一番後ろの車両に飛び込んだ時、既に満員だった。 4両の車に旅人と地元民を満載にして、電車は姫路を出た。 周りの景色は15分も走ると田舎のそれになる。時折停まる小さな駅の前に、いくつか商店が見える。 赤穂線が別れる相生に着いた。 それなりの人が降り、何とか座席にありついた。 まだ立っているもときの荷物を預かる。 いくらか客を減らして、また動き出した。 2つ先の上郡に着いた。 智頭急行が乗り換え。 この駅を逃すと、人の降りそうな駅は岡山市内までない。 通路をはさんで隣の席が空き、もときも着席。 目下の懸念も無くなり、酸素とwinningpostに興じる。 「馬の名前何にする」 「ピー(俺の本名)」 なめてんのか。 「御乗車ありがとうございました」 「まもなく、岡山です」 「新幹線、山陽線、津山線、瀬戸大橋線はお乗り換えです」 朝早かったこともあり、少し疲れていた。次の電車は座れそうにないので休憩を挟む。 ここでようやくもときが電話の充電器を手に入れた。 一本後の電車に乗り、車両端のボックスを確保し、大富豪に興じる。 気づいたら尾道の前まで来ていた。広島、上陸。 PR |
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